株式会社ライフ
LIFE CO.,LTD.
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 未公開
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本社所在地 | 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル |
設立 | 1952年10月27日 |
業種 | その他金融業 |
事業内容 | ライフカード(クレジットカード) ショッピングクレジット 信用保証業務 消費者金融業務 |
代表者 | 磯野和幸(代表取締役社長・住友信託銀行出身) |
資本金 | 700億円 |
売上高 | 1,274億円(2007年3月期) |
従業員数 | 1,886名(2007年3月現在) |
決算期 | 3月31日 |
外部リンク | http://www.lifecard.co.jp/ |
特記事項:貸金登録番号 関東財務局長(8)第01286号 |
株式会社ライフ(LIFE CO.,LTD.)は、「ライフカード」を展開する信販・クレジットカード会社である。
全国に加盟店獲得等を行う11の支店があり、他に消費者金融業務を担当するライフキャッシュプラザを国内主要駅前等に115店、クレジットカード入会や映画チケット販売、携帯電話販売等を行うライフカード店を12店展開している。 営業収益(売上高)の70%をキャッシング等の融資事業が占めている。同業他社に比べキャッシングの収益比率が高い。
貸金登録番号 = 関東財務局長(8)第01286号
総合割賦購入あっせん登録番号 = 関第125号
加盟店数 = 101,575企業
目次 |
沿革
- 1952年 - 「協同組合チケットひろしま」の名称で信販業として広島市八丁堀で創業。
- 1976年 - 現商号に変更し、ライフカードを発行。
- 1977年 - 平和紙業と合併。
- 1978年 - 広島証券取引所に上場。
- 1979年 - 大阪証券取引所に上場。
- 2000年 - 東京証券取引所に上場。会社更生法の適用を受けて倒産。
- 2001年 - アイフルの完全子会社となる。
- 2003年 - ロゴタイプを一新。
- 2004年 - 住友信託銀行とすみしんライフカードを設立。
- 2007年 - 支店、従業員を削減するリストラを敢行。
- 2008年 - 利息制限法の上限を超える金利を支払わされたとして、全国の債務者が同社を相手取って、各地裁・簡裁へ一斉提訴[1]。
昨今の経営概況
1998年度決算で貸倒引当金の積み増しや有価証券の評価損を計上した事が要因で20億円近くの当期損失を計上し、さらに日本長期信用銀行が破綻したため資金繰りが難しくなった。1999年に既にレイクを買収していた米国GEキャピタルとの資本提携を発表したが、法人向け融資絡みの債権資産が劣化し、1999年度決算で1,000億円近くの債務超過に陥る事が判明したため、2000年5月会社更生法の申請を行った。
2000年3月に広島証券取引所と新潟証券取引所の合併により上場銘柄が東京証券取引所に移管されたため、一時期は東京証券取引所市場一部上場企業であった。
GEなど三十数社がスポンサーとして手を挙げたが、2001年4月アイフル傘下となった。ライフは同社の与信ノウハウを移植され、ローン専業店を展開し、高収益なキャッシング事業を伸ばす事ができた。これにより同業他社に比べ抜きん出た強固な財務体質を有することとなった。
2005年4月、コスト削減戦略の一環として、本社機能を従来の広島・東京(御茶ノ水)の二本社制から東京本社制(日比谷)へと移行した。
2007年1月20日、貸金業法改正を見据えた「事業体制の変革に関するお知らせ」[2]を発表し、同年3月末までに支店の統廃合(51支店→11支店)および従業員を約650名削減する人員整理を行った。
クレジットカード
「ライフカード」ブランドのクレジットカードを発行する。有効会員数は1,400万枚強と国内有数のカード会社である。特に提携カード数は業界トップで提携カードだけで会員数は1,100万人を超える。加盟店数は約10万社と同業社の中では多いとは言えないが、提携カード契約先数は業界でもトップクラスである。
国際ブランド
MasterCardのカード発行権利を有しているため、同ブランドを用いた「ライフMasterCard」を主力としている。 VISAについてはカード発行権利を有していないため、国際カードビジネス協会と提携し発行していたが、すみしんライフカードがVISAのカード発行権利を有しているため、同社の権利を利用する形へと順次移行している。 また、JCBと提携した「ライフJCBカード」も発行している。
提携カード
新規提携は短期間で多くの会員獲得が見込まれるためライフ営業戦略の1つである。提携カードは3,600以上の企業・事業者での導入実績があり、提携カードだけで1,000万人を超える会員数を持つ。1998年に「GLAY」や「踊る大捜査線THE MOVIE」とタイアップした提携カード発行を皮切りに、エンターテイメント系にも進出している。
totoくじも、ライフカードで購入できる。
ただし、カードを新規で作った場合、作ったカードで、ショッピングなど1回使用し、引き落とし口座で、引き落としが確認された後でないと、totoくじの「新規登録」の本人確認ができないようになっている。 すぐ、totoくじを買いたい人には、向いていない。
主な提携カード
- ショッピング系
- 医療系
- 金融機関系
- 地域系
- 横濱開港150周年記念カード(横浜市商店街総連合会)、他
- 社会貢献系
- SAVE THE GREAT APESカードMasterCard(日本グレイトエイプス保護基金)
- メイク・ア・ウィッシュカードMasterCard
- サニーちゃんライフMasterCard(難民を助ける会)」、他
電子マネーの取り組み
既にトッピングカードに前払い式電子マネーEdyの機能を取り込んでいる(「トッピングEdyカード」)が、2007年8月27日にNTTドコモと後払い式電子マネー「iD」を共同で推進していくことで合意した[3]。
ローンカード
消費者金融業務を担当するライフキャッシュプラザにてローン専用カードとしてカード有効期限がない「プレイカード」を店頭発行している。また、街中やキャッシュプラザ内でATMを設置してあり、そのATMを用いてプレイカードの他に、ライフカードの入金・弁済が出来るようになっている。
信販・信用保証事業
信販会社としてノウハウを蓄積してきたショッピングクレジットを営業基盤としている。これまで取り扱ってきたオートローンなどは収益率が低いため、現在は取扱っていない。 また、全国の地方銀行や信用金庫で消費者ローン、事業者ローン商品の信用保証業務もしている。
加盟する信用情報機関
顧客や加盟店の信用審査を行う為に以下の信用情報機関に加盟している。
イメージキャラクター
最近ではタレントのオダギリジョーをイメージキャラクターに起用したWeb連動型広告(CM演出は「ハチミツとクローバー」の高田雅博)で話題を呼び、カード会員を大きく増やすことに成功した。
CMではオダギリジョー版以外にお笑い芸人の劇団ひとりを起用したフィッシング被害啓発版もある。
関連項目
- サンフレッチェ広島 - ユニフォーム(背中)スポンサー
- ライフカードレディスゴルフトーナメント
- モバイル決済推進協議会
- 公金クレジット決済協議会
- Edy
脚注
- ^ 過払い金返還請求:ライフを一斉提訴…全国212人 毎日新聞 2008年4月18日
- ^ 事業体制の変革に関するお知らせ(2007年1月20日)
- ^ 後払い電子マネー「iD」の共同推進に合意(2007年8月27日)